ベトナム戦争期のジャングルファティーグの中でも、USAFらしい着こなしが凝縮された非常に雰囲気の良い一着です。
1969年コントラクト、4th Modelのジャングルファティーグジャケット。正式名称は COAT, MAN'S, COTTON W/R RIP-STOP POPLIN, OG 107, CLASS 1。コントラクトはラベルから DSA 100-69-C-1361、メーカーは BONHAM MFG. CO., INC.。100%コットンのリップストップポプリンを使用した、ベトナム戦争を代表するトロピカルコンバットユニフォームです。
4th Modelでは軽量なリップストップ生地を採用し、熱帯地域での運用を考慮した非常に合理的な作りが特徴。斜めに配置された大型胸ポケットと腰ポケットというジャングルファティーグならではのデザインは、現在ではミリタリーウェアを代表する完成されたスタイルのひとつとなっています。
そして、この個体の最大の魅力は当時のUSAF兵士によって半袖へカスタムされている点。
本来は長袖ですが、袖を大胆にカットしてショートスリーブ化。高温多湿な東南アジアで実際に着用するうえで生まれたフィールドカスタムと考えられます。単純に袖を切っただけではなく、全体のバランスが非常に良く、ファティーグを「どう格好良く着るか」という当時の兵士の感覚まで伝わってくる仕上がりです。
胸には「JOHNSON」ネームテープと「U.S. AIR FORCE」テープ。さらに両袖には当時のUSAF階級章が残ります。写真の階級章は中央に星を配したシェブロンで、ストライプの構成からStaff Sergeant(スタッフ・サージェント/二等軍曹、E-5)のものと見られます。
パッチ類はいずれも当時から付いている状態。ボディとパッチの褪色、縫い付け部分の馴染み方まで含め、後年組み上げられたものには出せない説得力があります。
下士官クラスの個体であり、パイロットではありません。具体的な所属や職種を特定できるパッチは残っていないため断定はできませんが、ベトナム戦争期にUSAFが展開したベトナムやタイの航空基地で、航空機整備をはじめとする地上勤務に従事した兵士が着用していた可能性を想像させる一着です。
USAFのジャングルファティーグには、こうした袖丈やシルエットに手を加えた個体があり、陸軍のフィールドユニフォームとはまた違った独特の空気があります。本品もまさにそれで、4th Model、半袖カスタム、オリジナルのネーム/USAFテープ、両袖階級章という組み合わせが抜群です。
サイズ表記はSMALL-LONG。ラベル上ではChest 33–37 inches、Height 71 inches以上に対応するロング丈。半袖化されたことで、細身かつ着丈のある独特なシルエットがより強調されています。ファッションとして見ても非常に面白いバランスです。
状態は実際の着用に伴う使用感、褪色があります。生地やポケット周辺にもヴィンテージらしいアタリが出ていますが、目立つ大きな破れはなく、年代と実使用品であることを考慮すれば良好なコンディション。何より、この着用感そのものが当時のカスタムやパッチ類と見事に馴染んでいます。
ただ古いジャングルファティーグではなく、ベトナム戦争期のUSAF兵士が自分のために手を加え、実際に着込んだ姿がそのまま残された一着。 半袖カスタムならではの圧倒的なルックスを楽しんでいただきたい個体です。
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
肩幅:44cm
身幅:55cm
着丈:82cm
袖丈:24cm
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