冷戦期オーストリア軍を象徴する迷彩装備のひとつ、「ピーパターン(Pea Pattern)」迷彩を採用したフィールドパーカーです。
この迷彩は1957年にオーストリア軍で初めて採用された本格的な戦後迷彩であり、英語圏では一般的に「Pea Pattern(ピーパターン)」の愛称で知られています。一見すると第二次世界大戦中のドイツ軍が使用したSS迷彩「Erbsenmuster(ピーパターン)」に似た印象を受けますが、実際には戦後オーストリア軍が独自に開発した迷彩であり、ドイツ軍の設計図を流用したものではありません。
特徴的なのは、ピンクがかったグレーの地色に、濃いマルーンブラウン、モーブカラー、ピーグリーンの不規則な斑点や雲形模様を組み合わせた独特のデザインです。さらに初期型では、迷彩の中に反転したパターンクラスターが巧妙に配置されており、視覚的な輪郭を曖昧にする工夫が施されていました。この特徴は一見しただけでは分かりにくく、研究家の間でも興味深いディテールとして知られています。
本品は1960〜70年代頃の個体と思われ、オーストリア軍が運用した「Kampfanzug 1957」および「Kampfanzug 1959(通称K4)」と同時代の装備です。ピーパターン迷彩は1970年代後半まで生産が続けられましたが、その後は徐々に第一線から姿を消し、現在ではオーストリア軍迷彩史を語るうえで欠かせない存在となっています。
フード一体型の大型パーカーは、悪天候下での野戦運用を想定した実戦的な設計が特徴です。大容量のポケット、裾のドローコード、袖口の調整機構など、当時の軍用衣料らしい機能性を備えています。また、同迷彩で製作された装備品やパーカー類は市場流通数が少なく、近年ではコレクターズアイテムとしての評価も高まっています。
独特な色彩と有機的な迷彩パターンは現代のミリタリーウェアには見られない魅力を持ち、アメリカ軍やドイツ軍とは一線を画すヨーロッパ軍装ならではの存在感を楽しめる一着です。
状態は中古品です。退色や使用感が見られますが、生地はしっかりしており、ヴィンテージミリタリーらしい雰囲気を十分にお楽しみいただけます。
商品名:オーストリア軍 ピーパターン迷彩フィールドパーカー
製造国:オーストリア
年代:1960〜70年代頃
迷彩:オーストリア軍 ピーパターン(Pea Pattern)迷彩
素材:コットン系
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
肩幅:48cm
身幅:64cm
着丈:102cm
袖丈:58cm
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