ベトナム戦争を語る上で欠かすことのできない迷彩のひとつ、ベオガム(Beo Gam)迷彩。本品は1960年代中頃に製造されたと推測される初期~中期型の薄手生地モデルで、ベオガム迷彩の中でも特に軽量かつ実用性に優れた一着です。サイズスタンプはありませんが、推定US-M〜L程度の大きさ。
アメリカ軍特殊部隊が指揮したCIDG(Civilian Irregular Defense Group:民間不正規防衛隊)に広く供給されました。CIDGは山岳民族や少数民族を中心に編成された特殊部隊で、ベトコンや北ベトナム軍が支配する辺境地域で偵察や防衛任務を担いました。アメリカ陸軍特殊部隊(グリーンベレー)と共に行動することも多く、彼らが着用したベオガム迷彩は、現在ではベトナム戦争を象徴する迷彩服として世界中のコレクターから高い評価を受けています。
本品は、多数存在するベオガム迷彩のロットの中でも薄手コットン生地を使用したモデルです。初期に見られる厚手の生地とは異なり、熱帯環境での快適性を重視した軽量仕様となっており、さらりと羽織れる着心地が大きな魅力です。
また、このシャツ最大の見どころは、その美しいプリント技法にあります。裏面からプリントがわずかに透けて見えるほど薄く染め上げられており、経年変化も相まって独特の柔らかな色調を生み出しています。厚手モデルとは異なる淡く繊細な発色は、この年代・生地ならではの魅力と言えるでしょう。
迷彩パターンも初期型とは異なり、ベージュを基調にブラウンとグリーンを散りばめた独特のデザインで、ジャングルだけでなく乾いた地形にも自然に溶け込むよう工夫されています。大きめに設計された胸ポケットは実用性にも優れ、自由度の高い仕立ても魅力のひとつです。
サイズもゆったりとした希少な大きめサイズで、ヴィンテージミリタリーとしてはもちろん、現代のファッションにも取り入れやすい一着です。特殊部隊装備やCIDG装備を語る上でも欠かせない、ベトナム戦争史を体現した貴重な実物です。
製造国:推定 日本 or 沖縄
年代:1960年代中頃(推定)
迷彩:ベオガム(Beo Gam)迷彩
用途:CIDG・南ベトナム軍・特殊部隊向け
状態
使用に伴う退色や経年変化は見られますが、生地の雰囲気を損なう大きなダメージはなく、ヴィンテージらしい非常に良い風合いを保っています。薄手生地ならではの軽やかな着用感も健在で、まだまだ末永くお楽しみいただけるコンディションです。
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
肩幅:51cm
身幅:63cm
着丈:73cm
袖丈:59cm
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