アメリカ海兵隊で使用されていたミッチェルパターン迷彩のシェルターハーフ生地を転用し、ローカルメイドで仕立てられたカモフラージュジャケット。既製の官給ジャケットとはまったく異なり、支給された軍用資材を使って独自に製作された、当時ならではの一着です。
年代を断定することはできませんが、仕様や使用されている部材などから、推定1960年代後半~1970年代前半頃のものと考えられます。また縫製やパーツの雰囲気から、日本、あるいは米軍基地の存在した沖縄で製作された可能性が考えられる個体です。
最大の魅力は、何と言ってもミッチェルパターンのシェルターハーフを惜しげもなく使用したボディ。
ミッチェルパターンは1950年代末以降〜の米軍そしてベトナム戦争を象徴する迷彩のひとつで、特にベトナム戦争期にはヘルメットカバーなどで強烈な印象を残しました。本来シェルターハーフとして使用される生地を解体・再裁断し、衣服として仕立て直しているところにローカルメイドならではの魅力があります。
本品では、表側にグリーンを基調とする「リーフ」側を大胆に配置。一方、内側にはブラウン系のパターンが広がっており、シェルターハーフ由来のリバーシブル迷彩生地であることが一目で分かる素晴らしい表情を見せています。
しかも、生地そのものにすでに相当な退色と使用感があります。ジャケットとして着用されてから生じた経年変化だけではなく、ある程度使用されたシェルターハーフを材料として再利用した可能性を感じさせるコンディション。白っぽく擦れたグリーン、褪せたブラウン、ところどころに残る濃いプリントが混在し、現代の加工品ではなかなか再現できない凄まじいヴィンテージ感に仕上がっています。
そして胸には、Eagle, Globe and Anchor(EGA)と「USMC」のブラックステンシル。さらにその上には、かつての所有者名と思われる薄い書き込みも確認できます。こうしたパーソナルな痕跡も、官給生地からローカルメイドされた一着として非常に魅力的です。
デザインも秀逸です。
フロントはジッパー式で、ジッパーにはYKKを採用。腰には左右の大きなパッチポケット、袖にもフラップ付きポケットを備えています。一般的なユーティリティジャケットをそのままコピーしたものではなく、どこかハンティングジャケットを思わせる独特の構成になっている点も見逃せません。
シェルターハーフの既存パターンをどう裁断し、一着のジャケットへ落とし込むか。その試行錯誤まで感じられるような、不規則な柄の入り方もローカルメイド品ならではです。同じものをもう一着探そうとしても、まず同一の裁断・フェードには出会えません。
ベトナム戦争期前後には、官給品とは異なる迷彩服や現地仕立ての衣類が兵士によって使用されました。その中でも、USMCとミッチェルパターン、そしてローカルメイドという組み合わせはヴィンテージミリタリー市場でも非常に人気の高いジャンルです。
単なる迷彩ジャケットではありません。
米軍のシェルターハーフという「装備品」が、生地として再利用され、現地のテーラーの手によって「衣服」へと生まれ変わったもの。さらにUSMCステンシルと所有者の痕跡、長年の退色まで残っている――この個体そのものの履歴を想像したくなる一着です。
ミッチェル迷彩 × USMC × ローカルメイド × ハンティングジャケット型。
ヴィンテージとしての存在感は抜群。着用目的はもちろん、USMC、ベトナム戦争期、ローカルメイド品を集めるコレクターにも強くおすすめしたいスペシャルピースです。
状態:中古品。全体に強い退色、擦れ、使用感があります。素材となったシェルターハーフ自体が使用済みであった可能性があり、その経年変化も含めて非常に雰囲気のある個体です。
中古品ですので返品はできません。ご了承ください。
サイズ(平置き)
肩幅:46cm
身幅:60cm
袖丈:59cm
着丈:71cm
※委託販売品。割引使用不可です。割引購入できてしまった場合は後から差額を請求させていただきます。申し訳ありません。
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